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2008年の「九州誠道会」系組長射殺事件 道仁会系幹部ら4人を逮捕

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 福岡、熊本、佐賀3県警の合同捜査本部は21日、2008年9月に福岡県大牟田市の路上で指定暴力団・九州誠道会(現・浪川会)幹部だった井場徹組長(当時50)が射殺された事件で、警察は当時対立していた指定暴力団・道仁会幹部・「三代目平野組(現在は四代目)」組長・坂本康弘容疑者(67)=熊本市北区硯川町=、無職・坂本浩士容疑者(48)=住所不定=、会社員・浅井一臣容疑者(46)=熊本市=、会社員・内村佑也容疑者(43)=熊本市=の4人を殺人などの疑いで逮捕した。

九州誠道会系の井場徹組長射殺事件-2008年9月当時の現場周辺

2008年9月当時の現場周辺

九州誠道会系の井場徹組長射殺事件-2008年9月当時の現場周辺

 事件当時4人は道仁会系組員で、傘下の「三代目平野組」組長だった坂本康弘容疑者の序列が一番上だった。警察は坂本容疑者が事件を主導、指示したとみている。捜査本部は4人の認否を明らかにしていない。

 道仁会は2006年5月、会長人事を巡って分裂し、脱会した勢力が九州誠道会を発足させ、道仁会と抗争事件を繰り返していて、この事件は2008年9月15日に福岡県大牟田市の路上で九州誠道会傘下の井場徹組長が射殺されたもの。

 この事件をめぐっては、2009年に実行犯とみられる道仁会傘下幹部(当時47)が逮捕されていて、男は「単独犯」と主張したものの、警察は組織的な犯行だったとみて捜査を続けてきていて、新たな証拠が得られたとして、新たに4人の逮捕に踏み切った。

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