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九州誠道会系組長射殺の見届け役 共犯容疑で道仁会系組幹部逮捕へ

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 福岡、熊本両県警の合同捜査本部は、福岡県大牟田市の路上で2008年9月、指定暴力団・九州誠道会傘下の井場徹組長(当時50歳)が射殺された事件で、指定暴力団・道仁会系幹部・浅井一臣容疑者(32)=住所不定、犯人隠避罪で起訴=が射殺事件に関与した疑いが強まったとして殺人容疑などで逮捕状を取った。25日にも逮捕する。

福岡県警察本部

福岡県警察本部

 事件では、道仁会幹部の吉川和人被告(47)=熊本市新町4、殺人罪などで起訴=が逮捕され、「1人でやった」と供述していたが、合同捜査本部は共犯者がいるとみて捜査していた。

 浅井容疑者は吉川被告と共謀し、2008年9月15日午前に大牟田市岬のマンション前路上で、対立する九州誠道会傘下の井場組長の胸などを拳銃で数発撃って殺害した疑いが持たれている。

 浅井容疑者は事件後、吉川被告に逃走資金を渡すなどしたとして、3月に犯人隠避罪で起訴されている。浅井容疑者は吉川被告と同じ組に所属し、吉川被告より立場は上だったとみられる。合同捜査本部は浅井容疑者が吉川被告とともに車で現場に行き、吉川被告が犯行に及ぶのを見届ける役だったとみて追及する。

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