福岡、熊本両県警の合同捜査本部は、福岡県大牟田市で2008年9月、指定暴力団・九州誠道会系組長が射殺された事件で、別の事件で逮捕した指定暴力団・道仁会系組員・吉川和人容疑者(47)らを近く殺人容疑で再逮捕する方針を固めたことが分かった。
福岡県警察本部
今年1月下旬、携帯電話不正利用事件で道仁会系組員2人が逮捕され、その後の調べで組長射殺事件に関与した疑いが浮上した。追及したところ、使った拳銃を川に捨てたことなどを供述した。県警は供述に基づき事件現場から約1キロ離れた福岡県内の川から事件で使われたものと同じ回転式拳銃1丁を発見し押収した。
事件は2008年9月15日午前9時35分ごろ、道仁会と2006年から対立抗争を続けている九州誠道会傘下の井場徹組長(50)が大牟田市岬の自宅前マンション前の路上で胸や腹を撃たれ死亡した。