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宅見組系「石川一家」に車両特攻 山口組系一道会傘下「定松組」組員に懲役1年6カ月の実刑判決

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 佐賀地方裁判所(岡崎忠之裁判長)で1日、対立している暴力団事務所に車で突っ込むなどして、建造物損壊などの罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組一道会傘下「二代目定松組」組員・清原昇悟被告(36)=住所不定=の判決公判が開かれ、清原被告に対し懲役1年6カ月(求刑・懲役2年)の実刑判決を言い渡した。

神戸山口組・宅見組・石川一家の本部事務所に車両特攻

神戸山口組・宅見組・石川一家の本部事務所に車両特攻-当時の現場付近

神戸山口組・宅見組・石川一家の本部事務所に車両特攻

 清原被告は今年6月6日午前3時ごろ、佐賀市本庄町にある当時・特定抗争指定暴力団神戸山口組傘下だった二代目宅見組系「三代目石川一家」の本部事務所に乗用車で突っ込み、シャッターなどを壊したとして、建造物損壊と建造物侵入の罪で逮捕・起訴されていた。犯行後に清原被告は現場から逃走し、事直後に佐賀県警佐賀北署に「暴力団事務所に車で突っ込んだ」と出頭した。

 判決公判で岡崎裁判長は、「所属する暴力団組織と、抗争関係にある暴力団組織の事務所を襲撃することで、組織内での自らの評価を上げられるなど、暴力団員特有の発想に基づく犯行の動機に酌むべき点は全くない」などと指摘した。一方で、「捜査機関に出頭しており自首が成立する」などとして、検察側の懲役2年の求刑に対し、懲役1年6カ月の実刑判決を言い渡した。

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