偽造した運転免許証でクレジットカードを不正取得しiPhoneやタブレット端末などの購入や転売を繰り返したなどとして、「匿名・流動型犯罪グループ(通称・トクリュウ)」のメンバーとみられる職業不詳・石川剛樹被告(31)=大阪市=らあわせて12人が逮捕された事件で、メンバーらはカード会社に申請する際に大学生を装い、学生でも作れる限度額の低いカードを大量に作っていたことがわかった。
家宅捜索で偽造免許証やカードなど2千点以上を押収
石川被告ら12人は偽造した架空名義の運転免許証でクレジットカードなどを作った上、iPhoneやタブレット端末などの購入や転売を繰り返していたなどとして福岡、愛知両県警の合同捜査本部に逮捕され、一部はすでに起訴されている。
メンバーらはカード会社からの問い合わせに備え、申請した名義と住所、大学名や勤務先などの対照表を作成し、大学生を装いアルバイト先として大学近くの店名などを記入して、複数の会社からあわせて500枚以上のクレジットカードを不正に作成していた。
同本部は、審査を通りやすくするため、学生でも作れる限度額の低いカードを大量に作っていたとみて調べを進めている。