兵庫県警暴力団対策課と神戸西署は24日、今月9日に兵庫県神戸市西区玉津町上池で、特定抗争指定暴力団・神戸山口組系「二代目西脇組」の事務所にトラックが突っ込んだ事件で、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目一心会傘下「芦川会」組員・釈迦堂宏和容疑者(42)=茨城県水戸市堀町=を器物損壊の疑いで逮捕した。
事件後の西脇組本部周辺(2023年7月9日)
釈迦堂容疑者は今月9日午後5時40分ごろ、1人で西脇組の事務所に白色のトラックをバックで追突させて、建物の門などを壊した疑いがもたれている。当時、西脇組の事務所は暴力団対策法に基づく使用制限を受けて無人だった為、ケガ人はいなかった。
トラックはバックで門柱などを破損させた状態で停止していたが、運転手はその場から逃走していた。県警は周辺の防犯カメラの映像などからから釈迦堂容疑者を特定し、逮捕状を取って行方を追っていたところ、24日午後2時45分ごろに茨城県警水戸署に1人で出頭し逮捕された。
調べに対し、釈迦堂容疑者は「西脇の事件は自分がやった」、「トラックで突っ込み、門を壊したことに間違いない」と容疑を認めている。