組員ではない男性を「餅つき」行事に呼び出し組織加入・活動を強要 山口組系幹部に中止命令

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　静岡県警御殿場署は、暴力団の威力を示して暴力団組織への加入、活動などを強要したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系幹部（５９）＝静岡県伊豆の国市南條＝に対し、暴力団対策法に基づく中止命令を出した。

静岡県御殿場警察署

　幹部の男は２０２３年１２月下旬、仕事を通じて面識があった静岡県東部に住む暴力団員ではない男性（５０代）に対し、長野県内で開催された年末の餅つき行事に「手伝いに来い」などと言って呼び出した上、暴力団員であることを示して組織に加入するよう強要。さらに今年１月上旬に暴力団の活動を継続するよう要求したとされる。

　男性が警察に相談し、暴力団対策法に基づく中止命令を発出した。男は中止命令を受け入れている。