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プロ野球の公式戦で勝敗予想に金を賭けさせて野球賭博 山口組傘下員ら4人を逮捕

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 奈良県警は、プロ野球公式戦で客に勝敗の予想に金を賭けさせて野球賭博を行ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員・森慎太郎容疑者(46)=奈良県奈良市=、介護士の男(38)=京都不京都市=、会社員の男(35)=千葉県=の3人と、客の住所不定の男(26)のあわせて4人を賭博開帳図利などの疑いで逮捕した。県警が別の事件で押収した証拠品から、森容疑者らの野球賭博への関与が浮上して逮捕した。

奈良県警察本部

奈良県警察本部

 森容疑者が賭博の申し込みやハンデの設定、介護士の男と会社員の男が金の振り込みを担当していたとみられていて、2023年9月12日から10月10日にかけて開催されたプロ野球の公式戦54試合で、客に試合の勝敗に金を賭けさせ、メッセージアプリで計251口の賭博の申し込みを受けつけた疑いが持たれている。また、住所不定の男は客として251口、計251万円を賭けた疑いが持たれている。

 賭け金は銀行口座への送金で行われ、賭けでは各試合ごとに決められた「ハンデ」をもとに、試合に勝つ見込みの高いチームに賭けて勝った場合、客の勝ち金から数割をハンデとして森容疑者らが徴収していた。

 調べに対し、森容疑者ら3人は黙秘、1人は「全く身に覚えのないこと、野球賭博のことも一切わかりません」と容疑を否認している。県警は、賭博をしていた客は他にもいるとみて、客の数や売り上げなどについて調べるとともに、賭博の売り上げが暴力団の資金源になった可能性もあると見て捜査を進めている。

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