大麻草数十株を栽培 「匿名・流動型犯罪グループ」メンバーに密売 男2人を逮捕

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　岩手、宮城両県警の合同捜査本部は、営利目的で大麻草を栽培したうえ、「匿名・流動型犯罪グループ（通称・トクリュウ）」のメンバーに乾燥大麻を密売していたとして、自営業・杉林賢三容疑者（３９）＝千葉県夷隅郡御宿町＝と、無職・髙橋成人容疑者（５１）＝東京都港区＝の２人を大麻取締法違反の疑いでに逮捕した。

大麻草数十株を栽培 男2人を逮捕

　２人は今年１月、福島県郡山市内の飲食店で大麻１００数十グラムを有償で譲り渡したほか、２０２３年１１月ごろから今年７月まで千葉県いすみ市内の住宅で大麻草、数十株を栽培していた疑いが持たれている。栽培していた大麻草は乾燥大麻に換算すると約５４０グラム（末端価格２７０万円相当）となる。

　大麻を譲り受けていたのは、今年７月に同本部が拳銃所持や覚醒剤譲渡などの疑いで逮捕した、岩手県と宮城県を拠点とする「匿名・流動型犯罪グループ（通称・トクリュウ）」メンバー８人の中の自営業の男＝盛岡市＝（別の違法薬物事件で逮捕・起訴）で、その後の捜査から今回の事件が発覚した。

　同本部は「捜査に支障がある」として２人の認否を明らかにしていないが、２人の関係性や詳しい経緯、他にも余罪ながあるとみて引く続き捜査している。