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茨城県警察本部は21日、2022年1月に茨城県水戸市で特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目一心会」傘下「三代目三瓶組(現在は芦川会)」の神部達也若頭(当時40)若頭が射殺される事件が起きたことを受け、水戸市内にある「芦川会」の本部事務所に使用を制限する仮命令を出した。
茨城県警察本部
この事件を巡っては同日、指定暴力団・絆會若頭で「織田連合」会長・金澤成樹こと金成行被告(55)=別の殺人未遂罪などで起訴=を殺人などの罪で起訴した。
「三代目三瓶組」は事件後、名称を「芦川会」と改称し、水戸市内の別の場所に事務所を移転していたが、茨城県警察本部は暴力団抗争に市民が巻き込まれるのを防ぐためとして、芦川会の現在の事務所に暴力団対策法に基づき使用制限の仮命令を出した。
仮命令の効力は15日間で、事務所への出入りなどが原則禁止され、違反すれば懲役や罰金が科される。今月28日に茨城県公安委員会が芦川会側から意見を聞いたうえで、本命令を出すかどうかを決定する。本命令が出されると使用制限の期間が延長される。