長野・愛知県警の合同捜査本部は21日午後、長野県上伊那郡宮田村で発生した殺人未遂事件で、今月1日に宮城県仙台市内で逮捕された指定暴力団・絆會若頭で「織田連合」会長・金澤成樹こと金成行容疑者(55)を銃刀法違反の疑いで再逮捕した。
金澤成樹こと金成行容疑者
金容疑者は今月1日に潜伏先の宮城県仙台市若林区沖野の住宅街にあるアパートで逮捕されていて、アパートの室内に拳銃1丁と実弾10発を不法に所持していた疑いが持たれている。金容疑者の逮捕後に、同日行われたアパートの家宅捜索で拳銃と実弾を発見し、押収されていた。金容疑者は宮田村の殺人未遂事件については黙秘を続けている。
金容疑者は2020年9月28日、長野県上伊那郡宮田村の飲食店駐車場に停められた車の中で、当時・絆會傘下だった「四代目竹内組」の宮下聡組長(51・当時48)の脇腹を拳銃で撃ち、殺害しようとしたとして殺人未遂容疑で逮捕・送検されていた。押収された拳銃と実弾は、宮下組長への殺人未遂事件で使用された拳銃とは違うものとみられている。
◀◀三瓶組若頭射殺事件
金容疑者は逃走中の2022年1月に、茨城県水戸市元吉田町の特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「三代目一心会」傘下「三代目三瓶組」の3階建て事務所の2階にいた三瓶組の神部達也若頭(当時40)を銃撃して殺害した疑いもあり、茨城県警が逮捕状を取っている。