殺人未遂容疑で公開手配された野嶋秀樹容疑者が徒歩で出頭し逮捕

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　静岡県警は２８日、公開指名手配されていた元特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家組員で「鍛冶町一家」の十三代目総長だった野嶋秀樹容疑者（５１）＝静岡県浜松市中央区幸＝を殺人未遂の疑いで逮捕した。野嶋容疑者２８日正午すぎに１人で歩いて浜松東警察署に出頭してきたという。

静岡県浜松東警察署

　野嶋容疑者は２５日午前１時頃、浜松市中央区領家にある喫茶店の駐車場で、國領屋一家組員を殺害する目的で、刃物で足を切り付けた後に車で逃走していて、殺人未遂の疑いで全国に公開指名手配されていた。

　この事件では無職の男（４７）＝自称・浜松市中央区菅原町＝と、アルバイト従業員の女（４７）＝浜松市中央区大平台＝の男女２人が犯人隠避容疑で逮捕されたが、女性はすでに釈放されている。

　野嶋容疑者と被害者の組員は、かつて同じ國領屋一家に所属していて、県警は「捜査に支障がある」として野嶋容疑者の認否を明らかにしていないが、何らかのトラブルがあったとみて犯行の動機や詳しい経緯などを調べている。