熊本県警熊本南警察署は、路上で10代の男女が乗った車の窓ガラスを割り、乗っていた男性の頭を殴ったとして、指定暴力団・道仁会系「二代目篠塚組」幹部・江副昭久容疑者(54)=熊本市中央区呉服町=と、熊本市や宇土市など熊本県内に住む当時18歳と19歳の少年だった4人を含む男7人を暴力行為等処罰法違反の疑いで逮捕した。
熊本県熊本南警察署
江副容疑者ら7人は2023年10月12日午前2時30分ごろ、トラブルになっていた10代の男性を呼び出し、熊本市西区春日の路上で男性が同乗していた10代の女性が運転する軽乗用車の助手席の窓ガラスを割ったり、道具などを使って車体を殴ったりして損壊したうえ、助手席にいた男性を引きずり出して後頭部などを殴るなど暴行を加えた疑いが持たれている。通行人の110番通報を受け警察官が現場に到着した時には軽乗用車だけが残っていた。
同署は「共犯事件のため、明らかにできない」として7人の認否を明らかにしていないが、他にも事件に関わった人物がいるとみて捜査している。