山口組系國領屋一家組員を切り付け逃走 同一家傘下「鍛冶町一家」元総長・野嶋秀樹容疑者を公開指名手配

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　静岡県警は２５日、同日未明に静岡県浜松市中央区にある喫茶店の駐車場で、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目國領屋一家組員（５０代）＝浜松市＝が足を刃物で切り付けられてケガを負った事件で、殺人未遂の疑いで元國領屋一家組員で「十三代目鍛冶町一家」総長・野嶋秀樹容疑者（５１）＝住居不詳＝を全国に公開指名手配した。

【公開指名手配】　野嶋秀樹容疑者(51)

　野嶋容疑者は２５日午前１時頃、浜松市中央区領家にある喫茶店の駐車場で、國領屋一家組員の足を刃物で切り付け殺害しようとした疑いが持たれている。左足を切り付けられ重傷を負った國領屋一家組員は同市内の病院に搬送されたが、搬送時には会話ができる状態で、現在は入院している。

　近隣住民から喫茶店の駐車場で「ケンカをしているようだ」と１１０番通報があり、警察が到着した際には野嶋容疑者が現場の駐車場にいたが気付かず、そのまま車で逃走した。野嶋容疑者は身長１６６センチ、犯行当時は黒っぽい服を着用していて単独犯の可能性が高いとみられている。

　これまでに現場周辺では凶器となった刃物などは発見されておらず、県警は防犯カメラなどの捜査で行方を追うとともに情報提供を呼びかけている。