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男性に大ケガを負わせ腕時計強奪 仙台コインパーキング強盗事件 組員に懲役13年を求刑

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 仙台地裁で6日、2023年5月に宮城県仙台市のコインパーキングで男性に大ケガを負わせたうえ、高級腕時計を奪った強盗事件の首謀者として強盗傷害などの罪に問われている、指定暴力団・住吉会系「九代目西海家」傘下元組員・平間利幸被告(34)=仙台市青葉区台原6丁目=の裁判員裁判の論告求刑公判が開かれ、検察側は「被告が被害者を傷つけて腕時計を奪うよう指示していた。事件を計画した首謀者として最大限の責任がある」などとして、平間被告に懲役13年を求刑した。

仙台地方裁判所

仙台地方裁判所

 平間被告は実行犯の男2人と共謀して2023年5月26日午前1時頃、仙台市太白区長町5丁目の複合ビル2階部分にあるコインパーキングで、男性(30代)をスタンガンや木刀のようなもので襲って骨折などの大ケガを負わせたうえ、身に着けていた高級腕時計(時価80万円相当)を奪ったとされていて、実行犯の平間被告の兄が懲役8年、平間両被告の叔父が懲役5年の実刑判決を受けている。

 一方、平間被告側はこれまでの裁判で「恐喝の指示はしたが強盗の共謀はしていない」などと起訴内容を否認していて、「脅して腕時計を奪うよう指示したが、実行犯の2人が予想に反して大ケガを負せた」などと述べ、強盗傷害罪ではなく恐喝罪が成立すると反論した。裁判の判決は今月8日に言い渡される予定。

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