◀関連記事
警視庁と千葉県警の合同捜査本部は8日、盗難車のトヨタ「アルファード」に不正取得したナンバープレートを付けて運転したとして、埼玉県吉川市にある自動車整備会社の代表取締役・瀧口洋一容疑者(50)=埼玉県川口市=を道路運送車両法違反容疑で逮捕した。
押収された盗難車「アルファード」
瀧口容疑者は仲間と共謀して今年2月18日ごろ、盗難車の前後に不正取得したナンバープレートを取り付けて埼玉県内の道路を走行したとされる。瀧口容疑者は盗難車であることが発覚しないようにナンバープレートを付け替えていたとみられている。
瀧口容疑者はオークションなどで安く購入した古い型落ちしたアルファードから、車を識別する「車台番号」が刻印されているパーツを外し、何らかの方法で入手した盗難車のアルファードに付け替えるなどして運輸局から新たなナンバープレートを不正取得していた。
2023年9月に東京都足立区にある指定暴力団・住吉会系七代目領家一家傘下「高瀬会」の本部事務所に盗難車が突入した事件の捜査過程で瀧口容疑者が浮上した。同本部は関係先から10台の盗難車「アルファード」を押収していて、盗難車の一部は正規ルートでの車購入が困難な暴力団組員らに販売していた可能性もあるとみて調べを進めている。