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警視庁暴力団対策課は2日、リフォーム業者を名乗って住宅の基礎にヒビがあるなどとウソを言い、床下工事代金計228万円をだまし取ったとして、暴走族OBらによる準暴力団・「打越スペクター(打越愚連隊)」の実質的なトップで無職・斎藤竜実容疑者(35)=東京都中央区晴海=を詐欺と詐欺未遂の疑いで再逮捕した。
警視庁本部
斎藤容疑者は共謀して2022年9月14日~30日、東京都八王子市の女性(72)に対し、事前に「無料で点検する」などと電話をかけて訪問し、住宅の基礎にヒビがあるとウソを言って床下工事を契約し、必要のない工事代金計228万円をだまし取った疑いが持たれている。実際には女性宅の基礎にヒビは確認されず、シートを接着剤で貼るなどの作業をしただけだった。
斎藤容疑者は2021年11月19日、打越スペクターのメンバーら十数人で構成される「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」とみられるリフォーム業者の「三洋」や「三農」などを名乗り、神奈川県秦野市の高齢男性から必要のないリフォーム工事の代金43万円をだまし取ろうとしたとして、今年3月に詐欺未遂の容疑で逮捕されていた。
斎藤容疑者らは、高齢者に電話をかけて「以前にお宅の工事をしたが、時間が空いたので無料点検させてほしい」などと言って自宅を訪問し、「基礎にヒビがある。今すぐ工事しないと家が傾き大ごとになる」などと家主の不安を煽る「点検商法」で契約を結び、必要のないリフォーム施工をして代金をだまし取っていたとみられ、このグループによる被害は同様の手口で2024年3月までの約2年半の間で、1都5県の約100人から被害総額あわせて約5700万円にのぼり、2024年7月にリフォーム業者の男らが、詐欺未遂容疑などで逮捕されていた。
同課は斎藤容疑者の認否を明らかにしていないが、だまし取った金が打越スペクターの資金源だったとみて実態解明を進めている。