営利目的で覚醒剤や大麻を所持 山口組傘下組長ら男4人を再逮捕

　愛知県警一宮署は、愛知県一宮市の住宅で営利目的で覚醒剤や大麻を所持したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組の三次団体組長・国本安雄容疑者（７１）＝愛知県春日井市＝と、同幹部・梅村宗平容疑者（６５）ら男４人を覚醒剤取締法違反の容疑などで再逮捕した。

押収された覚醒剤や大麻など

　４人は共謀して今年２月、一宮市にある梅村容疑者の自宅で、覚醒剤約１７.５グラム（末端価格約１１５万円相当）や、乾燥大麻約０.８グラム（末端価格約３８００円相当）を営利目的で所持した疑いが持たれている。

　４人は今年２月から３月にかけて覚醒剤などを密売したなどとして、すでに麻薬特例法違反などの疑いで２度逮捕されていて３回目の逮捕となる。出入りしていた愛知県名古屋市中区のアパートの家宅捜索では、未使用の注射器７８７本なども押収されている。

　同署は４人の認否を明らかにしていないが、組織的に違法薬物を密売した利益が組の資金源になっていたとみて、入手ルートや金の流れなどを詳しく調べている。