船の停泊場所の使用料名目で現金4万円恐喝 山口組系「伊豆組」関係者を逮捕

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　福岡県警中央警察署は１０日、福岡市中央区の博多漁港で、正当な理由や権限がないにもかかわらず船の停泊場所の使用料名目で男性（４０代）から現金４万円を脅し取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目伊豆組」の関係者・松藤潮美容疑者（７０）＝福岡市博多区吉塚＝を恐喝の疑いで逮捕した。

福岡県中央警察署

　松藤容疑者は２０２３年７月７日午後１時ごろ、福岡市中央区の博多漁港で男性（４０代）＝福岡県＝に対し、正当な理由や権限がないにもかかわらず、「ここに留めさせてやるから金を払え」「俺がもらう義理はないが、払わんかったら分かっとるやろうね」などと脅し、船の停泊場所の使用料名目で現金を要求し、翌月１日に現金４万円を振り込ませた疑いが持たれている。

　男性が警察に被害を届け出て事件が発覚。銀行口座の情報などから松藤容疑者の関与が浮上した。調べに対し、松藤容疑者は現金を受け取ったことは認めたものの、「恐喝していない」と容疑を否認している。

　同署は、脅し取った現金が伊豆組の資金源となった可能性もあるとみて調べている。