数年にわたり男性から現金を脅し取っていた山口組傘下組員を逮捕

　佐賀県警佐賀北署は１８日、約１０年前に貸した１０万円を口実に知人男性を脅迫して毎月５万円を振り込ませて脅し取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下組員・古澤聖和容疑者（４５）＝佐賀市巨勢町牛島＝を恐喝と組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕した。

佐賀県佐賀北警察署

　容疑者の男は今年２月１７日、福岡県筑後市在住の知人男性（６０代）に対し、約１０年前に貸した１０万円を口実に「後で口座送るけん、振り込んで。明日、朝一番で５万ね。そうせんと知らんばい」などと脅迫し、翌１８日に５万円を振り込ませて脅し取った疑いが持たれている。

　男性は男から６～７年前、約１０年程に借りた１０万円の利息を求める電話を受け、毎月５万円を払っていたという。調べに対し、男は「貸していた金を返してもらった。脅して金を取ったわけではない」「話したくない」などと供述し、容疑を否認している。

　男性が今月１６日、警察に「数年前からやくざに金を支払っている。どうにかしてほしい」と相談して事件が発覚した。