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「点検商法」悪質リフォームグループ代表 “スーパーサラリーマン清水”を逮捕

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 警視庁暴力団対策課は11日までに、点検を装って不安をあおる「点検商法」を組織的に繰り返し、無許可で住宅のリフォーム工事を請け負ったとして、自ら「スーパーサラリーマン清水」と名乗る無職・清水謙行容疑者(49)=東京都渋谷区=と、リフォーム会社元社長・石井匠容疑者(45)=埼玉県さいたま市=ら計4人を建設業法違反(無許可営業)の疑いで逮捕した。

清水謙行容疑者(49)

清水謙行容疑者(49)

清水謙行容疑者(49)

 清水容疑者は共謀して2023年、国土交通相らの許可を得ずに神奈川県内の2つの住宅で、屋根や外壁などの工事をそれぞれ530万円と693万円で請け負った疑いが持たれている。今年2月には、必要のない工事の契約をしたとして清水容疑者の部下である庄子和馬容疑者(33)ら6人が詐欺未遂の疑いで逮捕されている。

 500万円以上の工事を受注する工事業者は、国土交通相や都道府県知事の許可が必要だが、リフォーム会社の元従業員は任意の調べに対し、許可が必要な高額な住宅工事について、「500万円以上の契約は違法だが、清水容疑者の許可をもらえば契約して大丈夫だった」などと話していた。清水容疑者は違法リフォームの発覚を免れるため、金額が500万円を超えないよう契約書の分割を従業員に指示したケースもあった。

 清水容疑者は、複数の悪質なリフォーム業者を統括する「清水会」の会長で、自ら「スーパーサラリーマン清水」と名乗り、SNSなどでスーパーカーや札束の写真など派手な生活ぶりを投稿するなど、複数のリフォーム会社を実質的に経営していた「匿名・流動型犯罪グループトクリュウ)」とみられ、多い時で150人ほどの従業員がいたとみられている。

 この複数の悪質なリフォーム業者は、点検を装って不安をあおる「点検商法」を組織的に繰り返したとみられ、この組織が2019年からの5年間でおよそ100億円を売り上げ、清水容疑者がそのうち10億円ほどを受け取っていたとみられている。

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