長崎県警長崎署は11日、用心棒代として「みかじめ料」名目で現金を要求したとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組傘下幹部(57)=長崎市江里町=に対し、暴力団対策法に基づき暴力的要求行為に対する中止命令を発出した。
長崎県警長崎警察署
男は今年2月1日、長崎市内で自営業の男性(30代)に対し暴力団の威力を示した上で、「この界隈はうちらの縄張りやけん、ショバ代(場所代)を払ってもらわんば」などと言ってみかじめ料として現金を要求したとされる。
この男性は2018年からみかじめ料として毎月4万5千円~6万円を支払い続け、今年2月までに総額約300万円を男に支払っていた。
中止命令を受け、男は「分かりました」と受け入れている。