静岡県警浜松中央署は8日、他人のETCカードを使用して高速道路を利用し、正規料金との差額約3万円の割引サービスを受けたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目國領屋一家」組員(62)=群馬県みどり市=を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。同署は男の認否を明らかにしていない。
静岡県浜松中央警察署
男は今年1月から5月までの間、十数回にわたり他人名義のETCカードを使用して高速道路を利用し、深夜割引や休日割引などで正規料金との差額分あわせて約3万円の割引を不法に受けた疑いが持たれている。
男は、自宅のある群馬県みどり市と組事務所のある静岡県浜松市の往復などに高速道路を利用するため、暴力団員がETCカードを作れないことから他人名義のETCカードを入手したとみられていて、同署はETCカードの入手先など調べを進めている。