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福岡地検は、今年6月にフィリピンから強制送還され、福岡県警が窃盗や詐欺の疑いで計5回逮捕していた、フィリピンで活動する日本人の犯罪組織「JPドラゴン」幹部・鹿児嶋孝之被告(56)=大阪地検が組織犯罪処罰法違反罪で起訴=について、11月29日付けでいずれも不起訴処分とした。地検は不起訴の理由を「諸般の事情を総合的に考慮した」としている。
鹿児嶋孝之被告(56)
鹿児嶋被告は今年6月にフィリピンから強制送還され、何者かと共謀してキャッシュカードを盗み現金を引き出したとして、福岡県警が窃盗や詐欺の疑いで逮捕、その後、岡山県や群馬県の高齢女性からカードを盗んで現金を引き出した疑いなどで4回再逮捕されていた。
また、大阪府警も犯罪収益と知りながら東京都で現金計約6千万円を受け取ったとして、9月~10月に鹿児嶋被告を組織犯罪処罰法違反の疑いで逮捕し、11月に起訴している。