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2013年の稲川会傘下組員殺害は不起訴 住吉会系幸平一家傘下「義勇会」組員刺傷で元同組幹部を逮捕

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 神奈川県警は21日、神奈川県逗子市で2013年に指定暴力団・住吉会傘下組員と指定暴力団・稲川会傘下組員らのケンカで、稲川会傘下の軽部洋組員(当時30)が刃物で胸などを刺され死亡し、住吉会系十三代目幸平一家傘下「義勇会」組員が刺傷した事件で、同じ組の組員をナイフで複数回刺して重傷を負わせたとして、当時・義勇会幹部で無職・吉田将豪容疑者(39)=住所不定=を殺人未遂容疑で逮捕した。

神奈川県警察本部

神奈川県警察本部

 県警は2013年9月に刺殺された軽部組員への殺人容疑で吉田容疑者らを逮捕したが、その後、いずれも不起訴処分となっていた。

 県警は、その後の捜査から新たな目撃者の証言を得て、吉田容疑者が同じ義勇会組員が複数回刺された殺人未遂事件に関与したとして逮捕した。県警は、捜査に支障があるとして認否を明らかにしていない。

 吉田容疑者は2013年7月14日午後8時20分ごろ、酒に酔って海水浴場にいた稲川会傘下組員とトラブルからケンカになり、逗子海岸沿いの地下道で軽部組員の胸などを複数回刺して殺害したうえ、ケンカの仲裁に入っていた同じ義勇会組員(38)=千葉県松戸市=をナイフで複数回刺して重傷を負わせた疑いが持たれている。

 吉田容疑者は、2014年3月に千葉県内で知人男性を路上で拉致して殺害し、茨城県内の山林に埋めて遺体を遺棄したとして、2022年3月に逮捕監禁致死などの罪で起訴された。

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