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2011年の準大手ゼネコン社員宅発砲事件 工藤會傘下幹部ら2人を逮捕

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 福岡県警は、福岡県福津市にある男性会社員の自宅に向けて拳銃を数発発砲して玄関ドアを壊したとして、特定危険指定暴力団工藤會傘下幹部・竹内信二容疑者(58)=鹿児島県湧水町=と、自称会社員で工藤會傘下組員・金森法文容疑者(57)=福岡県福津市久末=の2人を銃刀法違反と建造物損壊、器物損壊の疑いで逮捕した。この発砲事件で逮捕者が出るのは初めて。

福岡県警察本部

福岡県警察本部

 2人は2011年5月6日午前1時35分頃、福津市の男性会社員(当時59)宅前の路上から、拳銃を数発発砲して玄関ドアなどを壊した疑いがもたれている。当時、家の中には家族4人が就寝中だったがケガ人はいなかった。被害にあった男性は、当時、東京に本社を置く準大手ゼネコン九州支店に勤務し、北九州地区や筑豊地区などで建設工事の現場監督をしていた。

 竹内容疑者は、北九州市八幡西区で2012年9月に不動産会社の男性経営者(当時72)が刺されて重傷を負った事件で、今年7月に逮捕され、8月に傷害罪で起訴されている。県警は、金森容疑者は事件当時、工藤會系幹部で、当時、会長だった野村悟被告と近い立場だったとみられている。

 県警は、事件発生から11年以上が経過する中で捜査を進め、新たな証言と証拠が得られたたとして2人の逮捕に踏み切った。

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