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2010年の元警察官銃撃事件 道仁会系「松尾組」組長ら3人を起訴 抗争相手の「九州誠道会」幹部と誤認して銃撃

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 福岡地検は28日、2010年2月に福岡県大木町で元県警警察官の男性(当時69)が、自宅前で銃撃され重傷を負った事件で、指定暴力団・道仁会幹部で「三代目松尾組」組長・堤修平容疑者(69)=住居不詳=と、同幹部・末松大輔容疑者(43)=熊本市中央区・別の銃刀法違反事件などで服役中=、同幹部・松本武志容疑者(39)=福岡県うきは市=の3人を殺人未遂の疑いで起訴した。3人は殺害しようと計画していた当時、対立抗争中だった抗争中の指定暴力団・九州誠道会(現・浪川会)副会長と、元県警警察官の男性を誤認して銃撃したという。

福岡地方検察庁

福岡地方検察庁

 3人は共謀して2010年2月20日午後5時ごろ、大木町絵下古賀の元警察官の男性宅の駐車場で、末松被告が男性に向けて拳銃を複数発発射し、うち3発が男性の右の太ももと足首付近を貫通して右脚骨折など全治3か月の重傷を負わせたとしている。

 男性は警察署の交通課や交番などで勤務し、2001年3月に県警を退職。同年4月から2006年3月末まで福岡県大牟田市役所の嘱託職員として、市発注工事の入札などを担当する契約検査室に在籍し、暴力団関係者などの関与を調査する業務を担当していた。

 男性と道仁会とのトラブルは確認されてなく、福岡県警や地検が経緯などを調べていた。

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