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2008年の「九州誠道会」系組長射殺事件 道仁会系「平野組」元組員に懲役13年判決

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 福岡地裁(今泉裕登裁判長)で24日、2008年に福岡県大牟田市で当時抗争相手だった指定暴力団・九州誠道会(現・浪川会)幹部だった井場徹組長(当時50)を射殺したとして、殺人罪などに問われた指定暴力団・道仁会系元組員・坂本浩士被告(49)の判決公判が開かれ、今泉裁判長は懲役13年(求刑・懲役15年)の判決を言い渡した。

福岡地方裁判所

福岡地方裁判所

 坂本被告は当時、道仁会系「三代目平野組」組員で、平野組組長だった坂本康弘被告(69)=殺人罪などで起訴=ら3人と共謀し、2008年9月15日に大牟田市の路上で井場組長を射殺したとされる。

 今泉裁判長は、実行役が現場に向かうための車を坂本浩士被告が手配をするなどしたとして、重要な役割を果たしたと指摘。「市民に与えた社会的不安は大きい」として、懲役13年(求刑・懲役15年)を言い渡した。

 この事件をめぐっては、2009年に実行役の道仁会系幹部(当時47)が逮捕され、殺人罪などですでに服役している。実行役の男は「単独犯」と主張していたものの、警察は組織的犯行だったとみて捜査を続け、新たな証拠が得られたとして2022年10月、新たに坂本被告ら4人を殺人などの容疑で逮捕し、そのうち3人が起訴された。

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