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2006年の中国人留学生暴行死 中国に逃亡した指名手配のドラゴンメンバーを逮捕

 警視庁組織犯罪対策2課は2日、2006年4月に東京都豊島区池袋の路上で、埼玉県内の大学に留学中だった中国人男性=当時(25)=が集団で暴行され死亡した事件で、公開指名手配されていた準暴力団・「チャイニーズドラゴン怒羅権)」のメンバー・新居浩司容疑者(40)を傷害致死と逮捕監禁などの容疑で逮捕した。調べに対し、新居容疑者は容疑を認めている。

警視庁本部

警視庁本部

 新居容疑者は2006年4月1日午前6時50分ごろ、JR池袋駅付近の路上で中国籍のチャイニーズドラゴンのメンバー11人の男らと共謀して、留学中の中国人男性の友人の男性=当時(29)=を暴行。さらに近くの雑居ビル2階の居酒屋に連れ込んで殴るなどし、中国人男性を急性硬膜下血腫で死亡させ、友人の男性に重傷を負わせた疑いが持たれている。新居容疑者は事件当日に出国して中国に逃亡。2日に成田空港に帰国し逮捕された。

 事件ではすでに男5人が傷害致死罪などで有罪判決を受けていて、新居容疑者ら7人が中国に逃亡していた。新居容疑者を除いた6人は現在も逃亡中。

 新居容疑者はリーダー格とみられ、中国残留孤児の家族で1997年に帰化している。事件当日に上海へ出国し、2006年12月に中国公安当局に拘束されていた。

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