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特殊詐欺メンバーの仲間割れ バンコク近郊で男性のバラバラ遺体 日本人の2人に逮捕状

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 タイの現地警察は、今月19日にタイの首都バンコク近郊で日本人の椛島良介さん(47)のバラバラにされた遺体の一部が発見された事件で、事件に関与したとして日本の暴力団関係者・加藤拓也容疑者(49)と、鈴木浩斗容疑者(27)の逮捕状を取った。椛島さんと容疑者の男2人はいずれもタイを拠点とする日本人特殊詐欺グループのメンバーとみられている。

椛島良介さんを運んだとみられる乗用車を押収

椛島良介さんを運んだとみられる乗用車を押収

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 この事件は、タイの首都バンコク近郊ノンタブリ県バンブアトーン郡の空き地で遊んでいた10歳の少年が茂みの中から、椛島さんの遺体の腕の部分を発見。タイの現地警察は殺人事件として捜査を始め、23日までに周辺の複数の場所で黒のポリ袋に入った腐敗の始まった頭部などを発見した。頭部には撃たれた痕があり、司法解剖の結果、死亡したのは2~4週間前と推定されている。現地警察は23日に、椛島さんの遺体を運んだとみられる乗用車を発見し押収し、この車を運転していたタイ人の男・クリットサコン容疑者(30)を逮捕している。

 逮捕された男の供述などから、椛島さんは今年3月26日に加藤容疑者と鈴木容疑者の3人でタイ人ドライバーの運転する車で観光したのち、翌27日に飲食店で口論となり、その後、運転手として3人をバンブアトーン郡の倉庫まで送り届けたが、車内で加藤容疑者が椛島さんを射殺し、遺体の遺棄を手伝わされたと供述している。

 現地警察は、遺体損壊に使われたとみられるオノなどを押収していて、オノが事件の1週間ほど前に購入されていたことなどから計画的な犯行だった可能性もあるとみて、加藤容疑者と鈴木容疑者の逮捕状を取り、行方を追っている。

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