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熊本・奈良・愛媛の3県合同捜査本部は17日、2022年12月に奈良県の住宅から現金など約1億9000万円相当が盗まれ、すでに7人が逮捕されている事件で、新たに特定抗争指定暴力団・六代目山口組系秋良連合会組員で「柳川興業」幹部・小田裕也容疑者(40)=愛媛県松山市=と、無職・秋慎太郎容疑者(28)=住所不定=の2人を住居侵入と窃盗の疑いで逮捕した。
熊本県警察本部
2人は2022年12月、現在公判中の男ら6人と共謀し、奈良県橿原市の会社役員の住宅から現金約1億3500万円と5500万円相当の宝飾品など、あわせて約1億9000万円相当を盗んだ疑いが持たれている。小田容疑者は秘匿性の高い通信アプリを使い、実行役に現金がある場所などの情報を提供し、秋容疑者は盗んだものを回収し分配する役割を担っていたとみられている。
この窃盗事件で5月までに窃盗グループの7人が逮捕されていて、同本部は実行犯のスマートフォンや現場周辺の防犯カメラの映像を解析し、新たに2人を特定し逮捕した。同本部は「捜査に支障がある」として2人の認否を明らかにしていない。
同本部は、この窃盗グループが大阪府や愛媛県で起きた別の窃盗事件に関与しているとみて捜査を進めている。