北海道警滝川署は26日までに、滝川市内の飲食店経営者から「みかじめ料」名目で現金総額26万円を脅し取っていたとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下「福島連合」組員で、二代目「正道会」幹部・三浦昭三容疑者(45)=滝川市=と、会社役員の男(42)=同=を恐喝の疑いで逮捕した。
【相談窓口】 北海道滝川警察署: 0120-24-0110
2人は2018年4月ごろから今年6月5日までの約4年間、滝川市内で飲食店を営む20代男性に対し、三浦容疑者が「新しい店オープンするんだって」、「月5000円な」などと脅してみかじめ料を要求し、会社役員の男が現金を受け取りに行っていた疑いが持たれている。
同署が今年別の事件で三浦容疑者を捜査していた際、被害男性が経営する飲食店で聞き込みをしたところ、男性から相談があり事件が発覚し逮捕した。被害男性は「仕返しが怖くて黙っていた」と警察に話している。
同署は他の飲食店でも同様の被害があるとみて飲食店などを中心に広く捜査して余罪を調べるとともに「被害にあった事業者はに相談してほしい」と呼びかけている。