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福島地裁郡山支部で26日、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリュウ)」による違法薬物の密売事件に関与したとして、覚醒剤取締法違反などの罪に問われている、指定暴力団・稲川会系「三代目紘龍一家」組員・山内正起被告(44)=郡山市鶴見坦3丁目=の初公判が開かれ、山内被告は起訴内容を認めた。
押収された違法薬物など
山内被告は、自宅に覚醒剤や大麻を所持したほか、覚醒剤およそ0.5グラムをトクリュウのリーダー格とみられる男に2万円で譲り渡した罪などに問われている。
検察側は、山内被告の覚醒剤の常習性などを指摘し、懲役3年を求刑した。
一方、弁護側は、山内被告が覚醒剤をやめて働く意思があるとして、執行猶予付きの判決を求め、証人として山内被告と同居している母親が出廷し、今後は息子が薬物を使わないよう家で監督する意思を述べた。
次回の公判は3月25日に行われる予定。