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名古屋地検は28日、インターネット上の賭博場の胴元側から「用心棒代」名目で現金を受け取ったとして逮捕された、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下組長(59)について不起訴処分とした。地検は不起訴の理由を明らかにしていない。
名古屋地方検察庁
組長は2022年7月から2023年1月までの間、計16回にわたりインターネット上の賭博場、いわゆる「無店舗型オンラインカジノ」の胴元側から、賭博で得た犯罪収益の一部と知りながら「用心棒代」名目で現金105万円を受け取ったとして、今年8月に組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)と賭博開帳図利ほう助の疑いで逮捕されていた。
組長は、2023年4月に麻雀店から用心棒代を受け取ったとして愛知県警に逮捕され、20日間拘留後に不起訴処分となっていて、この時使用された口座や場所、日時が今回の事件と同一だった為、逮捕から6日後に拘留が解かれていた。
一度不起訴になった罪で再度、逮捕・拘留することはできず、同じ罪で2度逮捕された「一罪一逮捕一拘留」の原則に反するという抗議で、弁護士が名古屋地裁に準抗告を申し立てた。