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熊本地検は31日、熊本県熊本市の路上で覚醒剤約200グラム(末端価格約1320万円相当)を譲り受けたとして逮捕された、指定暴力団・道仁会系「二代目矢ヶ部組」組長・田尻真也被告(41)=熊本市西区谷尾崎町=を覚醒剤取締法違反の罪で起訴した。
一方、田尻被告に覚醒剤を譲り渡した疑いで逮捕されていた無職の男性(55)=宮崎県宮崎市=については不起訴処分とした。同地検は不起訴の理由について「回答は差し控える」としている。押収品
田尻容疑者は2023年2月に組員(当時)に指示して、熊本市西区蓮台寺の路上で不起訴となった無職の男性から覚醒剤約200グラムを譲り受けたとされる。2人はそれぞれ別の人物に指示をして、現地で覚醒剤のやり取りをしていたとみられる。
2023年3月に道仁会系組幹部を含む17人が、覚醒剤や乾燥大麻あわせて約2400万円相当の密売する事件があり、その後の捜査から田尻被告の関与が発覚した。