警察官装い高齢者から現金詐取 住吉会傘下幹部ら男6人を逮捕

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　警視庁組織犯罪対策４課は、警察官などになりすまして高齢者から現金をだまし取ったとして、指定暴力団・住吉会傘下幹部・佐藤雄治容疑者（４９）＝東京都新宿区＝ら男６人を詐欺などの疑いで逮捕した。佐藤容疑者は「全く身に覚えがない」と容疑を否認している。

警視庁本部

　佐藤容疑者ら６人は２０１７年１１月、警察官を装って千葉県内在住の女性（６９）に「口座から現金が引き出されている。訪問する警察官にキャッシュカードと通帳を渡してください」などとウソの電話をかけてカードなどを詐取し、新宿区内のＡＴＭなどから現金１３０万円を引き出したなどの疑いが持たれている。

　逮捕された６人のうちグループを統括していたとされる佐藤容疑者ら２人は、住吉会傘下の異なる組織の所属で、複数の住吉会傘下組織が関与して高齢者を狙う詐欺を繰り返していたとみている。

　６人は特殊詐欺の「受け子」や「出し子」の指示役などで、この詐欺グループの被害は２０１７年１１月ごろから２０１８年７月ごろまでの間で約４０件、被害総額計約６０００万円をにのぼるとみられている。