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福岡地検は、正当な理由や権限がないにもかかわらず、福岡市の博多漁港で船の停泊場所の使用料名目で男性から現金4万円を脅し取ったとして逮捕された、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「二代目伊豆組」と親交がある男性(70)について、3月31日付で不起訴処分とした。
福岡地方検察庁
男性は2023年7月7日、福岡市中央区の博多漁港に停泊している船の持ち主(当時40代)に対し、正当な理由や権限がないにもかかわらず「ここに留めさせてやるから金を払え」「俺がもらう義理はないが、払わんかったら分かっとるやろうね」などと脅し、停泊場所の使用料名目で指定した銀行口座に現金4万円を振り込ませたとして、今年3月10日に恐喝の疑いで逮捕されていた。
調べに対し、この男性は現金を受け取ったことは認めたものの、「恐喝していない」と容疑を否認していた。地検は不起訴の理由について「諸般の事情を総合的に考慮した」としている。