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群馬県桐生市の山口組傘下組員射殺事件 稲川会系「田中一家」幹部ら4人を逮捕

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 群馬県警桐生署の捜査本部は19日、2020年1月に群馬県桐生市天神町のアパート駐車場で、特定抗争指定暴力団・六代目山口組・三代目弘道会野内組傘下「二代目栗山組」の中西啓祐こと喜原啓祐組員(当時51)が拳銃で撃たれ死亡した事件で、いずれも指定暴力団・稲川会系「七代目田中一家」幹部・室田利通容疑者(61)=群馬県桐生市三吉町=、西村一広容疑者(54)=群馬県桐生市=、周東由記容疑者(45)=群馬県太田市=の3人と、無職・西岡明洋容疑者(53)=群馬県前橋市=の計4人を殺人と銃刀法違反(発射、加重所持)の疑いで逮捕した。県警は今後の捜査に支障があるとして4人の認否を明らかにしていない。

弘道会系野内組傘下「栗山組」組員が拳銃で撃たれ死亡

射殺事件のあった現場アパート周辺

 4人は共謀して2020年1月24日午後7時ごろ、被害者の喜原組員が住む群馬県桐生市天神町三丁目のアパート駐車場で、喜原組員に向けて拳銃2発を発射し、頭と胸に命中させて殺害した疑い。また同日夕、拳銃1丁と実包を所持した疑い。

 この事件では、発砲音がした直後に、数人の男が現場から立ち去る様子が近所の住民に目撃されていて、警察が捜査を進めていて、別の事件で逮捕されていた室田容疑者らが今回の事件に関与していた疑いがあることがわかったという。

 県警は「現時点で組同士の抗争は見られない」としており、事件当時の詳しい状況や動機を調べている。 

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