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大阪府警は8日、障害者介護サービスを利用したと虚偽申告して介護給付費をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系「四代目矢嶋組」組員・藤田和宏容疑者(55)=住所不定=ら4人が詐欺容疑で逮捕された事件で、矢嶋組の本部事務所を家宅捜索した。
矢嶋組を家宅捜索
藤田容疑者は、大阪府貝塚市の福祉サービス運営会社「WATERRA」社長の男(73)=大阪市住吉区=と、その妻(58)ら3人と共謀して、2023年1月から5月にかけて、大阪府貝塚市で同社が運営する障害者の就労支援施設の利用者に、介護サービスを提供したように装い、大阪市に虚偽の申告をして介護給付費約800万円をだまし取った疑いで6月26日に逮捕されていた。
府警は藤田容疑者らの認否を明らかにしていないが、藤田容疑者が運営会社に障害者を紹介した見返りとして、月100万円近くを受け取っていたとみて、暴力団の資金源になっていた可能性を視野に調べを進めている。