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稲川会系「大場一家」による覚醒剤の組織的密売 傘下組長ら計22人を逮捕

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 静岡県警薬物銃器国際捜査課と富士署などは、覚醒剤の組織的な密売をしたとして、指定暴力団・稲川会系「八代目大場一家」幹部・室伏猛容疑者(49)=富士市松岡=と、大場一家傘下組長(50)=静岡市駿河区南安倍=、大場一家幹部(50)=沼津市下香貫石原=、会社役員の女ら5人と、県内外の客17人のあわせて22人を覚醒剤取締法違反などの疑いで逮捕した。

稲川会系大場一家の組織的な覚醒剤密売 傘下組長ら計22人を逮捕

押収品

 室伏容疑者ら5人は2024年12月、静岡県富士市松岡の駐車場に止めていた軽乗用車で覚醒剤20グラムを営利目的で所持した疑いが持たれている。そのほかの容疑者は覚醒剤の密売や所持、使用などの容疑で、一連の事件で判明した客は数十人にのぼる。

 県警は2024年12月2日、富士市内の倉庫など複数箇所を一に家宅捜索し、覚醒剤約320グラム(末端価格約2千万円相当)や現金計600万円などを押収していて、大場一家による組織的な覚醒剤密売とみて全容解明を進めている。

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