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福岡県警は、福岡県春日市にある特定危険指定暴力団・工藤會系「石田組」の石田正雄組長の自宅兼組事務所(築34年の木造瓦ぶき二階建て)について、不動産会社に売却され所有権が移ったことを確認した。石田組自体は現在も存続している。
旧・工藤會系石田組自宅兼事務所
福岡県警は今年4月、石田組長が自宅として使用していた自宅兼組事務所に組員の出入りがないことを確認し、事務所として使用されていないと判断していた。その後も石田組長が自宅として使用していたが、建物の老朽化などもあり、今年7月に不動産会社が購入し、所有権が移ったことを確認した。
石田組をめぐっては、同組幹部・田中幸雄被告(57)が2008年に福岡市内で大手ゼネコン社員らの車を銃撃したなどの罪で懲役10年の判決を受けている。さらに田中被告は服役中の2022年に、2013年に起きた「餃子の王将」の社長が射殺された事件の実行役として、殺人などの疑いで逮捕・起訴され、同年11月に京都、福岡両府県警の合同捜査本部が石田組の事務所を家宅捜索していた。
「餃子の王将」社長射殺事件 工藤會系「石田組」を家宅捜索