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福岡県公安委員会は13日、2024年5月に組織トップの総裁が引退を届け出た指定暴力団・浪川会について、浪川政浩元総裁が組織運営から身を退いたことが確認できたとして、暴力団対策法に基づき、名称を「二代目浪川会」に変更し、代表者を梅木一馬会長(59)に変更して官報で公示した。
福岡県公安委員会
浪川会は、指定暴力団・道仁会と激しい対立抗争をした「九州誠道会」が前身の組織で、浪川会長は九州誠道会の二代目会長だった。2013年6月11日に九州誠道会は福岡県警久留米署に解散届を提出し、道仁会は抗争終結の宣誓書を提出したが、同年10月7日に浪川会長は、解散した九州誠道会を「浪川睦会」と改称して復活させ、新しい代紋を掲げた。
2015年11月に「浪川睦会」を「浪川会」に改称し、2018年3月26日には浪川会長が総裁職に退き、当時の理事長・五代目村上一家の梅木総長が浪川会の二代目会長に就任していた。
その後も、浪川総裁が組織のトップを務めていたが、2024年5月29日に浪川総裁は福岡県警大牟田署に自身の引退を届け出ていた。
福岡県警は、その後の実態調査から浪川総裁が組織運営から身を退いたことが確認できたとして、県公安委は名称を「二代目浪川会」と変更し、代表者を梅木会長に変更して官報で公示した。