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神戸山口組系「西脇組」にトラック特攻 山口組系一心会傘下「芦川会」組員に懲役2年を求刑

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 神戸地裁(松田道別裁判官)で20日、神戸市西区にある特定抗争指定暴力団神戸山口組系「二代目西脇組」の事務所にトラックで突っ込んだとして、器物損壊などの罪に問われた特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目一心会傘下「芦川会」組員・釈迦堂宏和被告(42)=茨城県水戸市堀町=の初公判が開かれ、釈迦堂被告は起訴内容を認め、検察側は懲役2年を求刑し、即日結審した。

神戸山口組系「西脇組」にトラック特攻

事件後の西脇組周辺(2023年7月9日)

神戸山口組系「西脇組」にトラック特攻

 釈迦堂被告は今年7月9日午後5時40分ごろ、1人で神戸市西区玉津町上池の西脇組本部事務所に白色のトラックをバックで2回衝突させ、建物の門柱を損壊したとされる。事件当時、西脇組の事務所は暴力団対策法に基づく使用制限を受けて無人だった為、ケガ人はいなかった。釈迦堂被告は、同月24日に茨城県警水戸署に1人で出頭し逮捕された。

 被告人質問で釈迦堂被告は、「名を上げたいと思い、独断でやった」と話し、「(社会復帰後は)犯罪を起こさないようにヤクザ稼業をやりたい」と主張。検察側からの「ヤクザを続けながら犯罪をしないのは可能か」との問いに、「ちょっと分からない」などと答えた。

 弁護側は、被告が出頭したことなどを理由に寛大な判決を求めた。判決公判は今月31日に言い渡される予定。

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