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神戸山口組系「古川組」組長ら銃撃事件 警察官を装って呼び出し至近距離から複数回発砲

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 兵庫県尼崎市の路上で3日昼に発生した殺人未遂事件で、銃撃されて重傷を負った特定抗争指定暴力団神戸山口組系「三代目古川組」の仲村良松組長(64)は、「事件当日、警察官を名乗る人物に電話で呼び出された」と話していて、実際に兵庫県以外の他府県の警察から出頭要請が出ていたことがわかった。銃撃犯が警察官を装って仲村組長らを呼び出したとみられる。

 親泊吉広幹部(61)は「仲村組長と歩いているところを呼び止められ、2人組に撃たれた」「知らない顔だった」との趣旨の説明をしていて、捜査本部は3日に現場から南東にある同市浜田町の駐車場で、逃走に使ったとみられる車を発見し押収している。

走って逃走する銃撃犯

走って逃走する銃撃犯

走って逃走する銃撃犯

 また、仲村組長と親泊幹部の負傷状況から、銃弾は至近距離から少なくとも3発撃たれたことが判明。仲村組長は両脚を撃たれ、右脚は弾が貫通し、骨も折れていた。親泊組員も左手の甲を銃弾が貫通する大ケガを負っていて、撃った男2人は依然、拳銃を所持したまま逃走していて、県警が行方を追っている。

 尼崎市では2019年11月にも、古川組の前組長・古川恵一幹部=当時(58)=が、自動小銃で射殺される事件が起き、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系二代目竹中組傘下「二代目篠原会」の元組員・朝比奈久徳被告(52)が殺人などの疑いで逮捕された。

 朝比奈被告は2018年12月に竹中組から「破門」処分を受けたが処分は偽装との見方もある。仲村組長は古川前組長の射殺事件以前に、後継として「三代目古川組」組長に就任していた。

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