福岡県警久留米署は24日、知人の男性らに「オレの顔を潰す気か」などと言って現金1200万円を脅し取ったとして、指定暴力団・道仁会系「二代目福田組」組長・三笠正貴容疑者(48)=久留米市=と、福田組幹部・山口健一郎こと山口圭一朗容疑者(37)=久留米市=、無職の女(30)=福岡市博多区=の男女3人を恐喝の疑いで逮捕した。
福岡県久留米警察署
三笠容疑者ら3人は共謀して2023年2月、福岡市東区の会社事務所内で、無職の女を通じて知り合った自営業の男性(42)ら2人に対し、「俺の顔ば潰す気か」「俺たちはケツもちしよるとぞ」「親父がここまで出てきとるのに貸さんとありえん」などと言って、現金1200万円を脅し取った疑いが持たれている。
無職の女から金を貸してほしいと依頼され拒否していた被害者の男性は、この女を通じて三笠容疑者らと知り合い、今回の事件に発展したという。2024年6月に被害男性が警察に相談して事件が発覚した。
同署は3人の認否を明らかにしていないが、脅し取った1200万円が暴力団の資金源となっていたとみて、引き続き金の流れなど詳しく調べている。