特殊詐欺で盗んだカード使い数百万円引き出し 強制送還された「JPドラゴン」幹部を再逮捕

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　福岡県警は２日、盗んだキャッシュカードで現金数百万円を引き出したとして、フィリピンの首都マニラ周辺で活動する日本人の暴力団系犯罪組織「JPドラゴン」幹部・児嶋孝之容疑者（５６）を窃盗の疑いで再逮捕した。

鹿児嶋孝之容疑者(56)

　再逮捕容疑は、２０２３年４月１８日～１９日に男性から盗んだカードを使って、ATMから現金を引き出した疑いが持たれている。

　児嶋容疑者は今年３月にフィリピン入国管理局が拘束し、６月に日本に強制送還され、何者かと共謀して埼玉県の男性からカードを盗み取るため、被害者宅にウソの電話かけた窃盗の疑いで逮捕されていた。カードは被害者宅を訪れた第三者が受け取っていた。

　県警は児嶋容疑者の認否を明らかにしていないが、自身がJPドラゴンのメンバーである事を認める供述をしているという。