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男性暴行死事件 「阿修羅」メンバー男8人を傷害致死ほう助容疑で書類送検

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 広島県警は、今年9月に広島県福山市で男性会社員が暴行されて死亡した事件で、当時、男性を取り囲んで逃げられないようにしたなどとして、「走り屋」を自称する「阿修羅」メンバーの18歳から24歳までの男8人を傷害致死ほう助の疑いで書類送検した。

広島県警察本部

広島県警察本部

 この事件は今年9月1日、すでに傷害致死の罪で起訴されている阿修羅のリーダー格、森田悠太被告と西國原拓夢被告が、福山市内の駐車場や木材置き場で会社員の男性(当時18)=福山市=を拳や自転車のサドルで複数回殴ったり、両手で逆さに抱えあげて頭から地面に落とすなどの暴行を加えたとされ、男性は同月15日に外傷性硬膜下血腫で死亡した。

 書類送検された阿修羅メンバーの8人は、男性を車で運んだり、取り囲んで見張ったりして、逃げられないようにした疑いが持たれている。県警はいずれの認否も明らかにしていないが、死亡した男性との間に何らかのトラブルがあったとみて、事件の詳しい経緯などを調べている。

「阿修羅」の解散届

「阿修羅」の解散届

浅野組傘下組員の誓約書

浅野組傘下組員の誓約書

 「阿修羅」は、福山市などを活動拠点していた「走り屋」を自称する「匿名・流動型犯罪グループ(通称トクリュウ)」で、11月30日に広島県警に解散届が提出された。

 また、阿修羅のケツ持ち(面倒見)とされる指定暴力団・五代目浅野組傘下組員からは、今後、阿修羅を活動させないとする誓約書が提出された。

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