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北海道警は24日午前10時、北海道社会福祉協議会が実施している新型コロナ対策の「特例貸付制度」に暴力団員であることを隠して申し込み、あわせて65万円をだまし取ったとして、特定抗争指定暴力団・六代目山口組系茶谷政一家傘下組員が今月19日に詐欺容疑で逮捕された事件を受け、茶谷政一家の本部事務所を捜査員約30人態勢で家宅捜索した。
山口組系茶谷政一家の本部事務所を家宅捜索
逮捕された茶谷政一家傘下「梅津組」組員・山内孝一容疑者(25)=札幌市白石区菊水=は、2021年11月と12月に暴力団員であることを隠して、新型コロナウイルスの影響で収入が減少するなどした低所得世帯に生活費を貸与する「緊急小口資金」20万円と、同じ低所得世帯に生活費を貸与する「総合支援資金」45万円の、あわせて65万円をだまし取った疑いが持たれている。
捜査員約30人態勢で家宅捜索
道警は山内容疑者の認否は明らかにいないが、だまし取った金が茶谷政一家に流れていたとみて、組織的関与や共犯者の有無、余罪などを詳しく調べている。