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無店舗型オンラインカジノから「用心棒代」名目で現金受取 山口組系弘道会傘下「谷誠会」幹部を逮捕

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 愛知県警知多署は21日、インターネット上の賭博場、いわゆる「無店舗型オンラインカジノ」から用心棒代名目で現金を受け取ったとして、別の事件で服役中の特定抗争指定暴力団・六代目山口組系三代目弘道会傘下二代目谷誠会幹部で、「日比野組」組長・日比野寛一容疑者(59)=愛知県春日井市如意申町=を組織犯罪処罰法違反(犯罪収益等収受)と賭博開帳図利ほう助の疑いで逮捕した。

押収品

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日比野寛一容疑者(59)

日比野寛一容疑者(59)

 日比野容疑者は2022年7月から2023年1月までの間、スマートフォンなどで利用できるポーカーゲームのアプリを悪用して開いた無店舗型オンラインカジノの胴元から計16回にわたり、違法賭博で得た犯罪収益と知りながら「用心棒代」名目で現金105万円を受け取った疑いが持たれている。今年5月15日に賭博開帳図利の疑いで逮捕された男女4人のうち、胴元側から現金を受け取っていた。

 県警は、日比野容疑者の認否を明らかにしていない。インターネット上だけで実店舗を持たないオンラインカジノをめぐる暴力団組員の逮捕は全国初となる。

【追記】
 日比野容疑者は、2023年4月に麻雀店から用心棒代を受け取ったとして愛知県警に逮捕され、20日間拘留後に不起訴処分となっていて、この時使用された口座や場所、日時が今回の事件と同一だった為、一度不起訴になった罪で再度、逮捕・拘留することはできず、逮捕から6日後に拘留が解かれた。同じ罪で2度逮捕された「一罪一逮捕一拘留」の原則に反するという抗議で、弁護士が名古屋地裁に準抗告を申し立てた。

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