深夜の路上で面識ない男性に集団で因縁つけ重傷負わす 稲川会系「森田一家」組員ら4人を逮捕

　静岡県警藤枝署は、今年５月に静岡県藤枝市の路上で面識のない２０代男性１人に因縁をつけ、集団で引き倒したり顔を蹴るなどして重傷を負わせたとして、指定暴力団・稲川会系「四代目森田一家」組員（３９）＝静岡県焼津市保福島＝と、建設作業員の男（２６）＝静岡県牧之原市片浜＝、飲食店経営者の男（４７）＝藤枝市下薮田＝、自称・建設作業員の男（４３）＝焼津市吉永＝の４人を傷害の疑いで逮捕した。

静岡県警藤枝警察署

　４人は今年５月１２日午前３時頃、藤枝市のJR藤枝駅付近の路上で、面識のない静岡県中部在住の２０代男性に因縁をつけ、地面に引き倒し、顔を蹴るなどの暴行して大ケガを負わせた疑いが持たれている。男性は眼窩底骨折や顔面打撲など、全治３か月の重傷を負った。

　犯行を目撃した人が１１０番通報して事件が発覚。犯行時には他にも複数人の仲間がいたとみられていて、県警は「捜査に支障がある」として４人認否を明らかにしていない。

　県警は、事件の詳しい経緯や他の共犯者の有無などを捜査している。